日々起こるあれこれの備忘録


by hinaokunio2

5月14日(日) ナイロビの蜂

我が家の行きつけの映画館CINECITTAで「ナイロビの蜂」を観ました。
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前々から公開したら絶対に観にいこうと思っていた映画。そして観て本当に良かったです。

アフリカの厳しい現実を決して美化せずに突きつけ、更にアフリカを食い物にしようとする先進国のさもありなん姿を映し、強いものと弱いものの不条理を描いていました。
ずっしーんときました。

私は大学時代の卒業論文のテーマは「児童労働廃絶」だったのですが、そのテーマを選ぶきっかけとなったのが、ベトナムを旅していたときに出会った少年の言葉。彼は15歳くらいで、民芸品を観光客に売りながらその日暮らしをしているようでした。彼に民芸品を売りつけられ、そんな毎日にすっかり慣れっこになっていたので、無下に断ったところ、
「不公平だ。あなたは日本に生まれ、何不自由のない生活をし、ここには遊びに来ている。それなのに僕は、生まれたときから貧乏で、学校にも行けず、その日暮らしの生活をしている。あなたと僕の何が違うの?生まれた時から運命は決まっているじゃないか。不公平だ」
ということを言われ、彼の言っていることのあまりの正しさに身動きが取れなくなってしまいました。

その後、大学時代はそれなりに考え、悩んだものの、就職してからは、日々をこなすことで精一杯で、自分と、自分のまわりの世界しか見ていなかったけれど、映画を見て、(物質的な面で)持つものと持たざるものが分かれる不条理な世界で、自分がすべきこと、できることを少しでも考えるべきなのではないか、と。そう思いました。理想論者のようだけど、変わることで何かを変えることはできると、そう思いたいです。
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by hinaokunio2 | 2006-05-17 22:42 | 映画